橋玲子 オフィシャルページへようこそ

かつて京の庭で聴いた<ししおどし>の音は、その場の静寂をより深く感じさせてくれました。古来より日本人は、一つの音に様々な感情や思い、宇宙(せかい)観を持って聴いて来ました。それは、庭作りにおいても、和歌・俳句をはじめとする文学や伝統音楽などにも表れています。芭蕉の「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」。ししおどし同様、にぎやかな蝉の声が周りの静寂をより際立たせ、岩という限定されたものに声がしみ入ると言う表現により、音が響き渡る大宇宙を感じさせ、さらにそれを取り巻く静寂を呼び戻します。
様々な音に溢れる今、私は、沈黙から生まれ、沈黙という大宇宙に向かう音、心豊かに静かに満ちる深い音を聴き、創っていきたいと思います。

新着情報:2012年7月更新しました!!

* 玄 II − ソロ・パーカッションのための NEW
KURO II − for percussion solo
* KOI-UTA II − メゾ・ソプラノとギターのための NEW
(1)花にもの思う (2)玉の緒よ (3)雪の玉水
KOI – UTA II – for Mezzo soprano and guitar

作曲家/諸橋玲子 プロフィール

大阪音楽大学大学院作曲専攻修了。日本・東洋の哲学・美学をベースに、あたかも何もないかに見える日本的空間に潜む”内なる声”の静的でありながら凝縮した激しいエネルギーをもつ音の宇宙(せかい)を追求、創作している。作品は、イタリア、ドイツ、オランダ、ルーマニアなどでも紹介されている。
日本現代音楽協会会員。大阪音楽大学講師。


Her works so far have expressed time and space of “Noh” or calm tension including a series of works for percussions which are conscious of “Ki (spirit),” the world which involves calm but ardent energy of inner voice that lurk in the bottom of Japanese space that have been created from oriental time, space and aesthetics and that looks empty at the first glance. Member of Japan Society for Contemporary Music (ISCM Japanese Section).